Allbirds、米ナスダックに新規上場。サステナブルIPOは取り下げ
- 2021/11/16
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- Bコープ認証, ESG, サステナブル株式公開
11月3日、ALLBIRDSは、米ナスダック(NASDAQ)に新規上場(IPO)した。同社は、「サステナブル株式公開(SPO)」フレームワークを発表していたが、米証券取引委員会(SEC)からの反対により、最終的にSPOフレームワークは取り下げた。
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公開価格は1株15ドル(約1,710円)に設定され、調達額は3億ドル(約342億円)以上であった。初値は21.21ドル(約2,417円)と公開価格の41.4%高を付け、終値も28.89ドル(約3,293円)となるなど好調な滑り出しを見せた。時価総額はおよそ40億ドル(約4,560億円)である。
ALLBIRDS がSECに提出した届出書によれば、20年12月通期の売上高は前期比13.2%増の2億1929万ドル(約249億円)だった。しかしながら、純損失は前年の1452万ドル(約16億円)から2586万ドル(約29億円)へと赤字が拡大している。また、21年1〜6月期の売上高は前年同期比26.6%増の1億1754万ドル(約133億円)と増収だったが、マーケティングや営業費用の増加によって、純損失は前年同期の950万ドル(約10億円)から2112万ドル(約24億円)へと赤字が拡大した。
同社はBコープ認証を取得しており、取締役会は企業の利益と社会的意義を両立させることに法的な義務と、社会や地球環境保全のためにどのような成果をもたらすかに関するレポートを発表する義務がある。同認証は社会や環境に配慮した事業を行っている営利企業を評価する者であるが、基準が極めて厳しいとされている。