11月7日、中国政府は大気汚染や水質汚染、気候変動に向けた新たな目標を掲げ、対策を徹底すると発表した。政府は、 2030年カーボンピークアウトや2060年カーボンニュートラルの達成に向けた行動を強化する必要があるとした。
今回の発表では、 政府が沿岸地域の水質を最大79%改善すること、大気の重汚染解消、土壌汚染リスクの効果的な制御などを目指すことが明らかになった。また、石油・化学企業が排出する揮発性有機化合物と窒素酸化物を2025年に2020年比で少なくとも10%削減することなども目標とした。 経済・産業活動や国民の日常生活に支障の無いよう、野心的な環境目標を達成するよう努めると強調した。
環境対策を巡っては、エネルギーや食糧安全保障など他の国の政策とも連携していく。 また、二酸化炭素の排出制御については、エネルギー、鉄鋼、輸送などの主要部門で重点的に取り組むとした。
【参照ページ】
中共中央 国务院关于深入打好污染防治攻坚战的意见