Fintech企業であるブロードリッジは、企業が自社のESG評価やランキングを追跡、理解、改善することを目的とした新しいツール「ブロードリッジESGパフォーマンス・ダッシュボード」を発表した。
このダッシュボードは、ESGのレーティング報告書に似ていると同社は説明している。誰が自社を評価しているかという情報、評価を同業他社や業界全体と比較し、改善すべき分野を特定することで、企業に実用的な洞察力を提供する。
ダッシュボードは、何百もの情報源に基づいたESG評価とランキングを1つの合理的なコンセンサスビューとして提供し、企業が環境、コミュニティ、従業員、ガバナンスの問題を含む様々な分野で改善すべき点をピンポイントで把握することを可能にする。
ブロードリッジでは、無料で総合スコアを提供しているが、より詳細なサービスも提供しており、オフラインでの分析やレポート作成のために、最大5年間の履歴のエクスポートやサブカテゴリーのトレンドの追跡が可能だ。
ブロードリッジ・コーポレート・イシュアー・ソリューションズのドロシー・フリン社長は次のように述べている。
「ブロードリッジESGダッシュボードは、企業がノイズを減らし、重要な問題やデータに集中することで、自社の置かれている状況をよりよく理解し、努力をより集中させることを可能にします。資産運用会社がESG問題にますます注目している中、企業は散乱した情報を見分けることができる簡単なツールを必要としています。」
【参照ページ】
(原文)New Broadridge ESG Dashboard Enables Companies to Make Better Sense of ESG Ratings
(日本語訳)FintechのBroadridge、企業のESG評価を追跡・改善するためのESGダッシュボードを発表