ベンチャーキャピタルEnergy Impact Partners、Climate Solutions Fundを立ち上げ1,100億円超を調達
ベンチャーキャピタル投資家のエナジー・インパクト・パートナーズは、気候変動対策に特化したテクノロジー企業への投資を目的とした最新ファンドの最終クローズを発表し、10億ドル(約1,100億円)以上の資金を集めた。
この新しいファンドには、Microsoft社のClimate Innovation Fundをはじめ、AvalonBay社、Duke Energy社、EDF社、Fortis社、Southern Company社など、ユーティリティー、エネルギー、不動産、モビリティー、インダストリアルなど、幅広い分野のパートナーや投資家が参加している。
EIPは、産業界のパートナーや投資家と協力して、彼らが自らのネット・ゼロや脱炭素化の目標を達成できるよう支援するとともに、気候変動投資ポートフォリオの成長を促進すると述べている。EIPは、重要な気候変動対策を推進するベンチャー企業や成長企業に投資し、戦略的パートナーとの連携を活用して企業の成長を支援している。EIPによると、産業界のパートナーの85%がポートフォリオ企業と連携しており、ポートフォリオの3分の2が1社以上のパートナーと連携しているとのことだ。
EIPの創業者兼マネージングパートナーであるハンス・コブラーは次のように述べている。
「私たちは、持続可能な未来を創造することに焦点を当てている公益企業と産業界のさらに大きな連合体をまとめることができ、とても嬉しく思っています。気候変動への対応は、大きな課題であると同時にチャンスでもあり、協力しなければ解決できません。当社独自のエンゲージメントモデルは、パートナーの技術革新を支援し、投資の成長を促し、その結果、短期的な気候変動への影響を最大限に高めることができます。」
【参照ページ】
(参考記事)EIP Closes over $1 Billion in Latest Flagship Fund to Accelerate the Global Push Toward Net Zero
(日本語訳)ベンチャーキャピタルEnergy Impact Partners、Climate Solutions Fundを立ち上げ約1,100億円を調達