ASEANタクソノミー委員会、「持続可能な金融のためのASEANタクソノミー」第1版を発表
11月10日、気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に合わせて、ASEANタクソノミー委員会(ATB)は「持続可能な金融のためのASEANタクソノミー(ASEAN Taxonomy)」第1版を発表した。ASEAN Taxonomy は、国際的な願望や目標を認識し、地域固有のニーズを考慮し、すべての ASEAN加盟国(AMS)にとって包括的で有益なものとなることが目指されている。
ATBは、 ASEAN諸国の金融機関が、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に合わせて、持続可能な経済活動への資金調達のための共通言語を導入することで、パリ協定の公約達成に向けたマイルストーンを達成した。また、ASEAN諸国の多様性に対応するため、活動の質的評価を行う原則ベースの基礎フレームワークと、適格なグリーン活動や投資を評価し、ベンチマークするための指標やしきい値を含むプラス基準の2つを主な要素とする多層的なアプローチを決定した。
ATBは、第1版では、環境を保護し、低炭素で環境的に持続可能な活動への移行を促進するための基盤となる経済活動を評価するための4つの環境目標と2つの必須基準を含む、ASEAN分類法の主要な構成要素を詳しく説明している。
【参照ページ】
ASEAN SECTORAL BODIES RELEASE ASEAN TAXONOMY FOR SUSTAINABLE FINANCE – VERSION 1