中国国家エネルギー局、水素充填ステーション数で世界第1位に

4月13日、中国国家エネルギー局は、中国は250以上の水素燃料補給ステーションを建設し、水素燃料補給ステーション数で世界1位となったことを発表した。

中国では、気候変動に対応するため、中国も世界の主要国と同様、水素エネルギー技術・産業の発展を重要視しており、国家と地方政府の後押しも受け、国有企業、私営企業、外資系企業がいずれも水素エネルギー産業の発展に大きく貢献している。特に長江デルタ、広東・香港・マカオ大湾岸、環渤海の三大地域の水素エネルギー産業は、集中的に発展している。

今後は華北と西北で再生可能エネルギー水素生産プロジェクトを積極的に推進し、液体水素輸送と天然ガスパイプライン網水素混合輸送を今後拡大する予定だ。

用途の多様化という点では、従来の化学、鉄鋼などの工業分野に加え、運輸、エネルギー、建設などの分野でも水素エネルギーの応用が着実に進んでいる。運輸分野では、中国はバスや大型トラックに力を入れており、水素燃料電池を搭載した自動車の稼働台数は6,000台を超え、全世界の稼働台数の約12%を占めている。

【参照ページ】
(原文)国家能源局:我国加氢站数量位居世界第一
(日本語訳)国家エネルギー局:水素燃料補給所の数が世界で1位

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    2025-4-17

    【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    EUにて2024年に導入が予定されていた森林破壊防止規則(EUDR)は、2025年12月への適用延…
  2. 2025-4-16

    IAGとマイクロソフト、最大規模のスコープ3持続可能航空燃料(SAF)契約を締結

    4月2日、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)とマイクロソフトは、業界全体のライフ…
  3. 気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    2025-4-15

    気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    ISSB(国際サステナビリティ基準審査会)やSSBJ(サステナビリティ基準委員会)が気候変動リスク…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る