投資家団体TPI、カーボン・パフォーマンスに1.5℃のベンチマークを導入

9月8日、低炭素経済推進イニシアチブTransition Pathway Initiative(TPI)チームは、投資先企業のカーボンパフォーマンス分析に新たなベンチマークとなる1.5℃シナリオを導入することを発表した。

1.5℃シナリオにより世界の気温上昇を最も厳格なレベルに抑えることで、異常気象の発生確率、生物多様性の損失、海面上昇、水不足、食糧不安などが大幅に減少し、人命の損失や適応コストにも大きなインパクトがある。

この新しいベンチマークは、国際エネルギー機関(IEA)の報告書「Net Zero by 2050」を用いて構築される。

【参照ページ】
(原文)TPI introduces 1.5°C benchmark for Carbon Performance
(日本語訳)TPI、カーボン・パフォーマンスに1.5℃のベンチマークを導入

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る