TXNMエナジー、ブラックストーンによる買収合意 地域電力網の成長に長期資本注入へ

5月19日、TXNMエナジーは、ブラックストーン・インフラストラクチャーによって1株61.25ドル、総額115億ドルで買収されることで合意したと発表した。買収後もPNMおよびTNMPは現地運営を維持し、労働契約や従業員体制も現行通り継続される。

この取引は、ニューメキシコ州のクリーンエネルギー移行とテキサス州での需要拡大を支える長期的なインフラ投資を目的としている。PNMは既に電力の3分の2以上を炭素フリー電源で供給し、TNMPは急成長地域でのインフラ拡充を継続中である。

ブラックストーンは、負債の増加なしに全額自己資本で買収を行い、さらにTXNMエナジーの成長支援のために4億ドルの追加出資も行う予定である。

本買収はTXNMエナジー取締役会の全会一致で承認されており、株主と複数の規制当局の承認を経て、26年後半に完了が見込まれている。

(原文)TXNM Energy Enters Agreement to be Acquired by Blackstone Infrastructure
(日本語参考訳)TXNMエナジー、ブラックストーン・インフラストラクチャーによる買収契約を締結

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る