
5月7日、アマゾンは欧州のフルフィルメントセンターにおいて、数百台規模の自動梱包機を導入する計画を発表した。サステナビリティ包装における同社最大の欧州投資として、現地に初めて「ジャストサイズ梱包技術」が導入される。
本技術は、商品寸法をセンサーで正確に測定し、段ボール箱や紙袋をリアルタイムで生成するもので、無駄な包装材の削減と輸送効率の向上を同時に実現する。2025年末までにドイツ、英国、フランス、イタリア、スペインで70台以上が設置され、2027年までに更なる拡大が予定されている。
特に、再設計された紙袋生成機は、プラスチック袋製造機を転用し、耐水性・耐久性を備えた紙袋を寸法通りに自動作成するもので、1配送あたり平均26グラム以上の包装削減に寄与している。また、ユニバーサル・ロボティック・ラベラーは最大75%小型のラベルを高速で貼付可能で、包装体積や素材使用量のさらなる最適化を図る。
アマゾンによれば、欧州ではすでに出荷の半数が簡易包装または追加包装なしで行われており、2019年以降「製品パッケージでの出荷」プログラムを通じて10億件超の配送が実施された。2015年以降、1件あたりの平均梱包重量は43%削減され、累計削減量は約300万トンに達する。
(原文)Amazon to deploy automated packaging machines across Europe, reducing waste for millions of customer orders
(日本語参考訳)アマゾンは欧州全域に自動包装機を導入し、顧客の注文数百万件の無駄を削減する。