LRQA、RESET Carbonを戦略的買収でESG保証分野を拡大
1月22日、LRQAは、企業およびサプライチェーンのカーボン管理ソリューションで定評のあるRESET Carbonを買収した。この動きは、LRQAの成長戦略の一環として行われ、過去3カ月間で3回目の戦略的買収であり、ESG対応やサステナビリティ、リスク管理における課題に対応する姿勢を強化している。
企業のScope 3排出量報告義務やSBTi(科学に基づく目標イニシアチブ)などの自主的目標、規制の変化により、サプライチェーンにおける排出量管理が重要視されている。特に消費財、アパレル、小売、電子機器、食品・飲料業界における需要が高まっている。
LRQAとRESET Carbonのパートナーシップは、製品ポートフォリオと地理的な強みを結集し、この需要に応えることを目的としている。RESET CarbonのCEO、リアム・サルター氏は「LRQAの専門知識とグローバルネットワークを活用し、アジア以外の地域にもスケールアップを目指す」と述べた。
RESET Carbonは、再生可能エネルギー企業BayWa r.e.の支援を受けて成長してきたが、今回の買収を機にLRQAとの協力でさらに影響力を高める。買収手続きは完了し、今後は両社が統合プロセスを進め、クライアント基盤と環境への影響を最大化する方針である。
【参照ページ】
(原文)LRQA expands leadership in ESG assurance with strategic acquisition of RESET Carbon
(日本語参考訳)LRQA、RESET Carbonの戦略的買収によりESG保証におけるリーダーシップを拡大