11月25日、データセンター事業を手掛けるEquinixは、2024年に11.5億ユーロ(約1800億円)のグリーンボンドを追加発行し、これまでに発行したグリーンボンドの総額は69億ドル(約1兆円)に達した。この結果、同社は米国における投資適格グリーンボンド市場でトップ5の発行体となった。調達した資金は、グリーンビルディング開発、再生可能エネルギー革新、エネルギー効率化、資源保全、脱炭素化などの「Eligible Green Projects」に配分され、持続可能性イニシアチブをさらに推進する。
本グリーンボンド発行には、2031年償還の6.5億ユーロ分と2034年償還の5億ユーロ分が含まれ、それぞれの利率は3.25%と3.625%に設定される。Equinixは、これらのグリーンボンドに関連する金利リスクをヘッジするためのレートロックを使用し、実効利率をそれぞれ3.27%と3.65%に抑えた。これらの資金は、発行前2年以内または発行後3年以内に完了するプロジェクトに使用される予定である。
Equinixは2023年、ポートフォリオ全体で96%の再生可能エネルギー利用を維持し、エネルギー効率指標(PUE)を前年比で8%以上改善した。また、CDPの「気候変動Aリスト」に2年連続で選出されるなど、気候パフォーマンスと透明性の面でも高く評価されている。今回のグリーンボンド発行は、同社の「Future First」持続可能性戦略をさらに進展させ、顧客とステークホルダーに最大限の影響をもたらす取り組みを支えるものとなる。
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(原文)Equinix Continues to Expand Sustainability Initiatives with Additional €1.15 Billion in Green Bonds