9月12日、ニューヨークにて、American Express Global Business Travel (Amex GBT) は、温室効果ガス排出削減目標がScience Based Targets initiative(SBTi)により正式に認証されたことを発表した。Amex GBTは、2050年までに自社のバリューチェーン全体でネットゼロ排出を達成することを目指しており、今回のSBTiの承認により、短期および長期の排出削減目標が科学的根拠に基づくことが確認された。
Amex GBTは、Scope 1、2、3の排出削減目標においてSBTi認証を取得した業界初の企業の一つである。具体的な目標は次の通り。
短期目標
- 2030年までに、2019年基準でScope 1と2の排出量を80%削減。
- Scope 3の排出量を、調達品、資本財、エネルギー関連活動、輸送、廃棄物、出張および通勤において30%削減。
- 2028年までに、排出量の多い航空会社の67%に科学的根拠に基づく目標設定を促す。
長期目標
- 2050年までに、2019年基準でScope 1と2の排出量を90%削減。
- Scope 3の排出量も同期間で90%削減。
Amex GBTのCEOであるポール・アボット氏は、「旅行は経済的・社会的進歩を促進します。その恩恵を持続させるためには、環境責任を迅速に果たさなければなりません」と述べ、業界をリードし続ける姿勢を強調している。
【参照ページ】
(原文)American Express Global Business Travel secures climate target validation by the SBTi
(日本語参考訳)アメリカン・エキスプレス・グローバル・ビジネス・トラベル、SBTiによる気候目標の承認を獲得