9月11日、Oracleは、企業がサステナビリティに関する取り組みを効率的に管理・報告するための新しいアプリケーション「Oracle Fusion Cloud Sustainability」を発表した。これはOracle Fusion Cloud Applications Suiteの一部として追加コストなしで提供され、重要なデータの収集と分析を通じて、サステナビリティ報告を改善し、意思決定を強化し、環境目標の達成を加速することを目的としている。

新しいアプリケーションは、Oracle Fusion Cloud ERP、SCM、EPM、データインテリジェンスと統合され、企業のリーダーが環境影響を理解するために必要なデータを迅速かつ正確に収集できるように設計されている。また、AIや分類ルールを活用して取引を自動的に記録することで、サステナビリティ報告の透明性と正確性を向上させる機能も提供する。さらに、ビジネスリーダーは、事前に構築されたダッシュボードを使用して、持続可能性のパフォーマンスを包括的に把握し、必要な次のステップを決定するための詳細な分析を行うことができる。

Oracle Fusion Cloud Sustainabilityは、排出係数マッピングや厳格な監査追跡機能を通じて、企業がカーボンフットプリントを計算し、事業活動の環境影響をより深く理解する手助けをする。また、外部データソースからのデータ収集を簡素化し、サステナビリティ報告の要件を満たすための活動を追跡することも可能である。

このアプリケーションは、Oracle Fusion Applications Suiteの一部として提供されることで、企業がクラウドとAIの最新技術を活用し、業務プロセスの標準化とイノベーションを推進し続けることを支援する。これにより、企業は変化するビジネス環境に迅速に対応し、サステナビリティに関する目標を達成するための取り組みを強化することが可能になる。

【参照ページ】
(原文)Oracle Helps Customers Accelerate Progress on Sustainability Initiatives with Oracle Fusion Cloud Sustainability
(日本語参考訳)オラクル、Oracle Fusion Cloud Sustainabilityで持続可能性への取り組みの進捗を加速する顧客を支援

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る