トタルエナジーズ、コア・ソーラーを買収し、アメリカの再生可能エネルギーを10GW超に拡大

4月27日、エネルギー企業のトタルエナジーズは、太陽光発電会社のコア・ソーラーの買収を発表した。4GWの太陽光発電と蓄電池のポートフォリオが加わり、アメリカの再生可能エネルギー産業における同社のプレゼンスは大幅に強まっていく。本買収により、トタルエナジーズがアメリカで操業中、建設中、開発中の再生可能エネルギープロジェクトのパイプラインは10GWを超える。

本買収は、トタルエナジーズによるアメリカ再生可能エネルギー市場への大規模な参入を意味する。同社は昨年、SunChase Powerから220万kWの太陽光発電プロジェクトの開発パイプラインと60万kWの蓄電池資産を買収、ハンファエネルギーと共同で160万kWの太陽光プロジェクトを開発した。最近ではサンパワーの産業・商業太陽光ビジネスを2億5000万ドル(約325億円)で買収している。また、ニューヨーク州およびニュージャージー州の沖合で3GWの風力発電所の開発にも着手しており、2030年までに全世界で再生可能エネルギーによる発電設備容量を100GWとする目標を掲げている。

【参照ページ】
(原文)TotalEnergies adds 4 GW to its Renewable Energy Portfolio with the Acquisition of Core Solar
(日本語訳)TotalEnergies、Core Solarの買収により、再生可能エネルギーポートフォリオに4GWを追加

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る