7月31日、英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省は、英国の再生可能エネルギー入札の予算を5億ポンド増額し、過去最高の15億ポンド(2.8兆円)以上にすると発表した。本予算は2030年までにクリーンな電力供給を目指す政府のミッションの一環で、風力タービンや太陽光パネルなどの再生可能エネルギー技術への投資を促進する。また、エネルギー安全保障の強化や経済成長、雇用創出にも寄与する。特に洋上風力発電には11億ポンド(2兆円)が割り当てられ、産業界に対して英国海域への投資を促す。
本増額は、エネルギー大臣が議長を務めるクリーンエネルギーミッション委員会の初会合に合わせて発表された。同委員会は、2030年までにクリーン電力の供給を実現し、英国のネットゼロ目標に向けた取り組みを加速させるために設置されたもので、政府全体が一丸となって推進する。英国政府は、化石燃料市場への依存から脱却し、国民の生活費を抑えつつ、持続可能なエネルギー自立を目指す。
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(原文)Record breaking funding for clean energy in Britain
(日本語参考訳)英国、クリーンエネルギーへの記録的な資金提供