Vodafone、新たなCSRD対応のサステナビリ報告ソリューションを発表

7月1日、VodafoneはESG報告の質と透明性を向上させる新しい報告機能の導入を発表した。これは財務報告チームとサステナビリティ・ビジネスチームが協力して行う。

Vodafoneは、非財務データの質とタイムリーさを向上させるため、標準化された定義を持つESGデータ報告ハンドブックを作成し、管理フレームワークを確立した。また、主要なESGデータポイントには外部からの限定的な保証を得た。

これらの変更により、データ品質が向上し、2026年に必須となるCSRD(企業サステナビリティ報告指令)への準備が進んでいる。特にスコープ3の炭素排出量の追跡には、信頼性のあるデータが必要がが、多くの企業は推定に依存している。業界の協力と標準化された報告が同課題に対処するために重要である。

今後もパートナーと協力して報告基準を開発し、データの信頼性を向上させる。透明性と協力の精神に基づき、学びを共有し、自社のパフォーマンス向上に役立てる予定である。


(原文)Mit dem Vodafone Business ESG Navigator in die CSRD-Berichtspflicht starten
(日本語参考訳) Vodafone ビジネスESGナビゲーターでCSRD報告を開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-28

    ネイチャーポジティブ経営の重要性が増大・企業に求められる対応とは?(再掲)

    ※2024年3月5日公開済みの記事に「移行計画」「ネイチャーポジティブ宣言」に関する情報を一部更新…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-3

    ESG資産の成長継続へ、AIとエネルギー転換が次の焦点―にBBG調査

    8月25日、ブルームバーグ・インテリジェンスは2025年春に実施したESG投資家調査を発表した。約…
  2. 国内外のサステナビリティ開示動向(2024年度)ーGPIFサステナビリティ投資報告書が示す課題とは-

    2025-9-3

    国内外のサステナビリティ開示動向(2024年度)ーGPIFサステナビリティ投資報告書が示す課題とは-

    8月29日、GPIFが2024年度サステナビリティ投資報告書を公表した。本報告書では、気候関連開示…
  3. 2025-9-1

    マレーシアで1.5GWの太陽光×蓄電プロジェクト始動、データセンター向け再エネ供給を強化

    8月25日、マレーシアの国営エネルギー会社ペトロナス系の再生可能エネルギー企業ジェンタリとインフラ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る