ジョン・コッケリル、水素電解装置に2億3千万ユーロの資本増強

6月3日、ジョン・コッケリルとその子会社であるジョン・コッケリル・ハイドロジェンが、SLB(NYSE: SLB)をはじめとする複数の企業から2億3千万ユーロの資本増強を行う契約を締結した。SLBは、ジョン・コッケリル・ハイドロジェンの資本調達ラウンドの主要投資家として2024年6月末までに完了を目指す。

グリーン水素は、化学、重輸送、製鉄などの産業セクターにおいて、化石燃料ベースの灰色水素を置き換えることで脱炭素化を推進するための有効な手段である。加圧アルカリ電解装置は、グリーン水素を経済的に大規模生産するための実証済み技術であり、ジョン・コッケリル・ハイドロジェンはこの分野の世界的リーダーである。同社は1300台の電解装置を世界中に提供しており、5MWのスタックや30MWの加圧アルカリ電解システムを提供している。

この資金調達は、ジョン・コッケリル・ハイドロジェンの戦略を支援するための重要なステップである。同社は、アメリカ、インド、UAEに電解槽の生産およびサービスハブを設立する多拠点戦略を推進しており、モロッコやベトナムにおいても同様の投資を検討している。

【参照ページ】

(原文) John Cockerill to raise 230m€ of equity from strategic partner SLB and several investors to accelerate the deployment of its electrolyzers strategy

(日本語参考訳) ジョン・コッカリルは戦略的パートナーであるSLBと複数の投資家から2億3000万ユーロの資本を調達し、電解装置戦略の展開を加速させる予定

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