Nestlé、米国テキサス州のソーラープロジェクトに出資し、米国製造業の電力供給を開始

Nestlé、米国テキサス州のソーラープロジェクトに出資し、米国製造業の電力供給を開始

3月22日、食品・飲料大手のNestléは、Enel North America’sがテキサス州に所有するガナド・ソーラー・プロジェクトに出資するとともに、年間平均33万3,00メガワット時生産される再生可能エネルギーの100%を15年間購入する契約を締結したと発表した。

購入したエネルギーは、Nestléの米国内製造施設の電力供給に役立てられる予定である。Nestléは、2030年までに温室効果ガス排出量を半減させ、2050年までにネット・ゼロを達成することを目標に掲げており、その一環として、2025年までに再生可能エネルギー100%の電力に移行することが重要な要素となっている。

テキサス州ジャクソン郡を拠点とするガナドプロジェクトは600ヘクタール以上に及び、米国の電力網に208メガワットの太陽光発電を追加することが期待される。本ソーラー・プラス・ストレージ・プロジェクトは、2023年第2四半期に稼働を開始する予定である。今回の発表により、Nestléは同プロジェクトの唯一の税制優遇投資家となる。

【参照ページ】
(原文)Nestlé invests in Ganado solar project in Texas to help expand renewable energy available in the U.S.
(日本語参考訳)ネスレ、米国テキサス州のガナド・ソーラー・プロジェクトに出資し、米国で利用可能な再生可能エネルギーの拡大に貢献。

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-3

    英・豪銀行連合、中小企業のスコープ3把握支援で新会社 50兆ドル市場開拓へ

    6月24日、英ナットウエスト・グループ、豪州ナショナル銀行(NAB)、英スタンダードチャータード傘…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る