3月19日、ドイツの物流大手DHLはイギリス、Standard Chartered銀行と戦略的パートナーシップを結び、DHLの「GoGreen Plus」サービスを通じて持続可能な航空燃料(SAF)へ共同投資することを発表した。これによってスタンダード・チャータードは上流におけるロジスティクス排出量とカーボン・クレジットをバランシングさせることができる。
DHLの本サービスは、国際的に認知されている気候保護プロジェクトに投資し、輸送中に発生する排出量を相殺することで、気候変動に左右されない輸送オプションを荷送人に提供するもの。GoGreen Plusは、カーボン・インセットによる実質的な排出削減を提供することを目的としており、荷送人は従来の化石燃料をSAFなどのクリーンテクノロジーに置き換えることができる
Standard Charteredによると、本パートナーシップは、従来の航空燃料のライフサイクル排出量を最大80%軽減できるSAFの利用拡大をDHLに支援することで、サプライチェーンをより持続化可能なものにするために行う革新的な取り組みの一環である。Standard Charteredは最初の取り組みとして自社の関連排出量を1年以内に30%削減することを目指しており、25年以降も前年比7%の削減を見込んでいる。
【参照ページ】
(原文)
Scaling the use of sustainable aviation fuel: DHL Express and Standard Chartered announce strategic partnership
(日本語参考訳)持続可能な航空燃料の利用を拡大 DHL Expressとスタンダードチャータードが戦略的パートナーシップを締結