アシヤド海運、ESG戦略とレポーティングにLRを起用

3月6日、オマーンの国営海運会社アシヤド海運と英ロイド・レジスター(LR)は、確立されたグローバル・レポーティングの枠組みに沿った、初のESG報告書を作成するために提携を結んだ。

ガス運搬船や超大型原油運搬船、プロダクトタンカー、コンテナ船など85隻を運航するアシヤド海運は中東で初めてESG報告書を発行した海運会社になる。

海運セクターにおけるESG報告の必要性が高まっている。環境問題や規制圧力、利害関係者の要求から、企業が排出削減、社会的責任、コーポレート・ガバナンスなどの分野での業績を開示することが求められているためである。

アシヤド海運のESGインパクトには、脱炭素化や海洋・陸地の健全性回復、従業員の誠実さを促進する事業運営の統合に商店を当てた様々なプログラムが含まれている。

ESG報告は企業の評判の向上、資本へのアクセスの提供、リスク低減、市場競争力向上、ステークホルダーとの関係強化、規制遵守などにより社会的存在感を高め、企業に利益をもたらす。

【参照ページ】
(原文)Asyad Shipping and LR join forces for the group’s ESG Strategy & first ESG Report
(日本語参考訳)アシヤド海運とLR、グループのESG戦略と初のESG報告を共同で作成

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る