中国政府、14の大規模言語モデル(LLM)の使用を承認

1月29日、中国規制当局は、合計14の大規模言語モデル(LLM)の一般利用を承認した。中国が承認したのはこれで4件目となり、シャオミ、4Paradigm、01.AIなどが承認済み。同局は承認プロセスを開始してからの半年間で、40以上の人工知能(AI)モデルの一般利用を承認した。

2023年8月、北京は、テック企業がLLMを一般公開する際、規制当局の承認を得ることを義務付け始めた。これは、中国がAI技術を発展させる一方で、その権限と管理下に置くよう努力していることを強調するもの。

北京は、承認プロセスが採用された直後の8月に、AIモデルの最初のバッチを承認した。中国で最初に認可を受けた企業は、バイドゥ、アリババ、バイトダンス。

中国規制当局はその後、11月と12月にさらに2件の認可を行い、2024年1月にはさらにもう1件の認可が下りた。政府は承認された企業の正確なリストを公開していないが、証券時報は日曜日に40以上のAIモデルが承認されたと伝えた。

証券会社のCLSAによると、当時、中国には130のLLMがあり、世界全体の40%を占め、米国の50%のシェアにわずかに及ばなかったが、中国の代表的なChatGPTのようなチャットボットの1つであるバイドゥのErnie Botは、12月に1億人以上のユーザーを獲得している。

【参照ページ】
(原文)生成式人工智能服务管理暂行办法
(日本語参考訳)中国政府、14の大規模言語モデル(LLM)の使用を承認

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る