1月18日、ベルギー金属大手ユミコアは、マイクロソフトと人工知能(AI)を活用し、EV用電池材料技術の研究を促進・加速するための契約を締結した。AIを活用したアプローチで新電池材料開発をサポートし、市場投入までの時間を短縮し、さらにコスト効率の高い開発プロセスを実現する。
ユミコアは、ユミコア独自の電池材料の研究開発から得られた数十年にわたる膨大かつ複雑なデータを分析、合成し、統合する独自のAI環境を構築する。さらに、同社のデータを、シミュレーションモデル、実験、画像など、さまざまなソースからの外部の履歴データや最新技術に関する情報と組み合わせる。バッテリー材料AIプラットフォームは、マイクロソフトのAzure OpenAI Serviceを活用する。
ユミコアは長年にわたり、材料、プロセス、データモデリングを製品開発に不可欠なツールとして活用してきた。同社はすでに電池材料で初のAI対応特許を出願している。
【参照ページ】
(原文)Umicore enters AI platform agreement with Microsoft to accelerate and scale its battery materials technologies development
(日本語参考訳)ユミコア、電池材料技術開発を加速・拡大するためマイクロソフトとAIプラットフォーム契約を締結