ボイジャー・ベンチャーズ、気候テックVCファンドに約149億円を調達

ボイジャー・ベンチャーズ、気候テックVCファンドに約149億円を調達

2月7日、脱炭素に特化したVC投資家ボイジャー・ベンチャーズは、気候技術新興企業への投資をターゲットとした2番目のベンチャーファンドであるボイジャー・パートナーズ・セレクトIに1億ドル(約149億円)を調達したと発表した。

シエラ・ピーターソンとサラ・スクラーシックによって2021年に設立されたボイジャー・ベンチャーズは、モビリティ、エネルギー、素材、食品、建築環境、分析、産業システム、炭素除去などの分野で世界的な脱炭素ソリューションを進めるアーリーステージの気候技術企業に投資している。

ボイジャー・ベンチャーズは、各ファンドが気候変動ソリューションに対する強い需要に応え、オーバーサブスクリプションになったと述べている。

新ファンドは、ソフトウェア、ハードウェア、バイオテクノロジーを含む分野の新興企業に投資し、主にシリーズAに投資するが、シリーズB以降の投資も検討する。これまでの投資先には、炭素会計ソフトのCarbonChain、効率的な分析プロセッサーのIntensivate、炭素回収の新興企業Remoraなどがある。

【参照ページ】
(原文)Voyager Ventures Closes Select Fund I to Invest in the Next Generation of Climate Tech
(日本語参考訳)ボイジャー・ベンチャーズ、次世代の気候技術に投資するセレクト・ファンドIをクローズ

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る