1月12日、韓国のサムスンSDIは、カナダ資源大手カナダ・ニッケルに1,850万ドル(約30億円)を投資すると発表した。本出資により、サムスンSDIはカナダ・ニッケルの普通株式約1,560万株を所有することになる。これは、同社の発行済株式の約8.7%を占める。
サムスンSDIは、IT産業、自動車、エネルギー向けの充電式バッテリーを提供する。ストレージシステム(ESS)のほか、半導体やディスプレイの製造に使用される最先端の材料も含まれる。今回の出資は、サムスンSDIにとって、バッテリーのニッケル原料を確保するサプライチェーン施策の一環。サムスンSDIは、カナダのクロフォード地区で進められている硫化ニッケル採掘プロジェクト「クローフォード・プロジェクト」の権益10%を1億500万ドル(約160億円)で確保するとともに、双方合意の場合、追加で20%をオフテイクする権利も獲得した。
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Canada Nickel Receives Equity Investment from Samsung SDI