世界洋上風力連合、カリフォルニア州、EU委員会、パナマ、ブラジルが新たに加盟

12月5日、世界洋上風力連合(GOWA)は、国連気候変動枠組条約第28回ドバイ締約国会議(COP28)で、ブラジル政府、カリフォルニア州政府、EU欧州委員会、パナマ政府が新たに加盟したと発表した。4カ国の加盟により、GOWAは65GWの目標容量を追加し、洋上風力発電の拡大において重要な役割を果たすことになる。

GOWAは、デンマーク、IRENA、GWECによって設立され、政治的な動員や世界的な実践コミュニティの創設を通じて、洋上風力導入のための世界的な推進力を作ることを目的としている。同連合は現在、18カ国、2つの準国家、多数の民間セクターと市民社会で構成されている。COP27以降、スペイン、ルーマニア、セントルシア、オーストラリア・ビクトリア州が加盟。今回のCOP28では、少なくとも119カ国が2030年までに再生可能エネルギー容量を3倍にすることを誓約した。

GOWAは、世界的なエネルギー転換を支援し、気候中立性を達成するために、2030年に少なくとも380GW、2050年に2000GWの設置を推進している。これを可能にするため、同連合はそのメンバーと協力し、明確な資金調達の枠組みを構築し、サプライチェーンを解き放ち、海洋空間計画に関する専門知識を共有する。

【参照ページ】
(原文)California, the EU Commission, Panama and Brazil join the Global Offshore Wind Alliance launched by Denmark, GWEC and IRENA
(日本語参考訳)世界洋上風力連合、カリフォルニア州、EU委員会、パナマ、ブラジルが新たに加盟

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る