11月17日、フィンランド石油化学大手ネステ、三井化学、三井化学の子会社であるプライムポリマーは、日本生活協同組合連合会(JCCU)のブランド「CO・OP」向けに、より持続可能な食品包装ソリューションを提供するために協力することを発表した。提携の第一段階では、海藻スナック菓子の包装材料の製造において、化石原料に代わってバイオベースの原料が使用される。今後、両社はさらなる製品の包装にもバイオ原料を導入する予定である。
ネステは、バイオ原料のみを使用した再生可能なポリマー原料「Neste RE」を提供している。三井化学と同社の子会社であるプライムポリマーを通して、同原料は再生可能なポリプロピレンに加工され、「プラサス」というブランド名でJCCUの食品包装に使用される。再生可能な材料で作られたパッケージは、化石原料から生産されていたときと同じ品質と性能を持っている。唯一の違いは、包装のカーボンフットプリントの削減と、製造時の化石原料の代替にある。再生可能な材料をプラスチック包装に割り当てるために、マスバランシングアプローチが適用されている。海苔スナックのパッケージは、マスバランシングによって再生可能プラスチックを使用したパッケージとして初めて、日本のエコマーク認証を取得した。
【参照ページ】
(原文)Neste and Mitsui Chemicals Group enable food packaging made with renewable materials for CO-OP brand in Japan
(日本語参考訳)ネステと三井化学グループ、生協向けに再生可能素材を使用した食品包装で協働