11月3日、三井物産は、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と共同出資するオランダ法人Japan Arcticを通じて出資している Arctic LNG 2(Arctic2)が、米国財務省外国資産管理局によりSDN(経済制裁対象者)に指定されたと発表した。
同社は、現時点における、2024年3月期業績見通し及び今後の株主還元方針に変更はないとしつつ、「日本政府を含むステークホルダーと連携しながら適切に対応していく」とした。
Arctic LNG2プロジェクトは、北極圏にあるロシア北部ギダン半島の在来型陸上ガス田を開発し、年間1,980万tの生産能力を持つ天然ガス液化設備を建設するもの。2023年頃からのLNG生産開始が予定されていた。