CorioとRise、TotalEnergiesの3GW米国洋上風力発電プロジェクトに約630億円出資

CorioとRise、TotalEnergiesの3GW米国洋上風力発電プロジェクトに約630億円出資

10月23日、フランスを拠点とするエネルギー大手TotalEnergiesは、マッコーリーのグリーン・インベストメント・グループ(GIG)傘下のCorio Generationおよびエネルギー資産運用会社Rise Light & Powerと、ニューヨーク州およびニュージャージー州沖合の3GW超の洋上風力発電プロジェクト、Attentive Energyの共同開発に関する新たな提携を発表した。

Corio GenerationとRise Light & Powerは、それぞれ27.7%と16.3%の権益を4億2,000万ドル(約630億円)の現金対価で取得した。残りの56%はTotalEnergiesが保有する。

沖合42マイルに位置し、約84,000エーカーの海底に広がるAttentive Energyは、3GW以上の再生可能エネルギーを開発し、ニューヨーク州とニュージャージー州全域の100万世帯以上にグリーン電力を供給することを目指している。

新契約により、Rise Light & Powerは、ニューヨーク市の発電容量の20%以上を占めるレイベンズウッド発電所での洋上風力発電プロジェクトの相互接続を管理し、同発電所のガス発電機の撤去を開始する。Corio Generationは、洋上風力発電事業者としての経験をこの提携に生かす。マッコーリーのGIGは昨年、Corio Generationの立ち上げを発表し、100人以上のスタッフを洋上専門事業に異動させ、英国、欧州、台湾、韓国、オーストラリアにわたるGIGの既存プロジェクト・ポートフォリオの開発を継続するとともに、新たな世界クラスの洋上風力発電資産の創出、資金調達、開発の機会を模索している。

TotalEnergiesは、2025年までに再生可能エネルギー発電設備容量を35GW、2030年までに全世界で100GWにするという目標を掲げている。

【参照ページ】
(原文)TotalEnergies joins forces with Corio and Rise to develop 3+ GW wind project offshore New York & New Jersey
(日本語参考訳)トタルエナジーズ、コリオ社およびライズ社と共同で、ニューヨーク州およびニュージャージー州沖合で3GW超の風力発電プロジェクトを開発

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…
  3. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る