コカ・コーラ、インドで100%リサイクルペットボトルを発売

コカ・コーラ、インドで100%リサイクルペットボトルを発売

10月4日、コカ・コーラ・インディアは、250mlと750mlを含む小型パックサイズの100%再生プラスチック(rPET)ボトル入りコカ・コーラの発売を発表した。

新しい再生プラスチックボトルは、コカ・コーラボトリングのパートナーであるMoon Beverages Ltd.とSLMG Beverages Ltd.によって製造され、キャップとラベルを除いて100%食品グレードのrPETで作られている。また、このボトルには「Recycle Me Again」の呼びかけと「100%リサイクルPETボトル」の表示があり、消費者の意識向上を目指している。

今回の発表は、コカ・コーラ インドが6月に発売した飲料水ブランド「キンレイ」の100%リサイクル1リットルボトルに続くもの。

コカ・コーラは現在、40以上の市場で100%リサイクルされたプラスチックボトルを提供しており、2030年までにリサイクル率50%のボトルを作るという「廃棄物のない世界」の目標に近づいている。2018年に発表された持続可能なパッケージング・プラットフォームには、2030年までに全世界で販売するボトルや缶1本につき1本相当の回収とリサイクルを行い、2025年までに100%リサイクル可能なパッケージにするという目標も含まれている。

コカ・コーラは、消費者がボトルをリサイクルしやすいように、ドロップオフポイントや逆自動販売機を提供している。今年初め、コカ・コーラ・インディアはZeptoと共同で、消費者から直接ペットボトルを回収する「リターン・アンド・リサイクル」活動を開始した。本プログラムは、100%トレーサビリティのあるPETボトル回収の組織的プロセスの確立に役立っている。特にインド向けに、コカ・コーラは250mlペットボトルにASSP(Affordable Small Sparkling Pack)を導入し、スパークリング製品のPET製造におけるプラスチック使用量を最大40%削減した。

【参考ページ】
(参照記事)コカ・コーラ、インドで100%リサイクルペットボトルを発売

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

アーカイブ

ページ上部へ戻る