マクドナルド、店内での飲み放題サービスを廃止へ

9月8日、ファーストフードチェーン米マクドナルドは、2032年までに米国店舗でのソフトドリンク飲み放題サービスを廃止すると発表した。

米国では、顧客はドリンク注文時に空のカップを手渡され、飲食スペースに設置されているディスペンサーから飲料を補給する。しかし、パンデミック以降、消費者行動の変化により、ドライブスルーやデリバリー・サービスが急増し、店舗での飲食客が減ったため、飲み放題サービスの需要は減少した。今後は、スタッフ側にディスペンサーを設置し、補充してから手渡す手法となる。

マクドナルドは今後、「CosMc’s」と呼ばれる、飲食スペースを縮小した新しいサステナブルな小型店舗の建設を計画している。

また、ハイテク・ドライブスルーの設置にも言及。マクドナルドの直近の決算報告によると、アプリやUberのような提携企業を通じての注文は現在、総売上高の40%を占めている。

【参照ページ】
(原文)McDonald’s is getting rid of self-serve soda machines
(日本語参考訳)マクドナルド、飲み放題サービスを廃止へ

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る