CBRE、サプライチェーンから排出量データを収集する契約を締結

9月20日、世界最大級の商業用不動産サービスおよび投資会社であるCBREグループは、炭素会計ソフトウェアプロバイダーであるEmitwiseとの戦略的パートナーシップを発表した。

CBREは、本パートナーシップの一環として、Emitwiseに戦略的投資も行うとしている。

不動産業界は、世界最大級の温室効果ガス(GHG)排出業界であり、世界全体の排出量の40%近くを占めている。その排出量の70%は建物の運営によるもので、残りの30%は建設によるものである。調査によると、排出量の多い物件は投資リスクとみなされ、価値が低下する。

本パートナーシップにより、CBRE、CBREのサプライヤー、CBREのクライアントのサプライヤーは、最も大きな炭素排出の影響を特定し、脱炭素化を加速するための行動をとることができるようになる。

【参照ページ】
(原文)CBRE Enters into Partnership to Accelerate Carbon Emission Reductions Across Global Supply Chain
(日本語参考訳)CBRE、サプライチェーンからの排出量データを収集する契約を締結

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る