KPMGとチューリッヒ、気候リスク・アドバイザリー・サービスを開始

KPMGとチューリッヒ、気候リスク・アドバイザリー・サービスを開始

9月13日、チューリッヒ・インシュアランス・グループのコマーシャル・リスク・アドバイザリー・サービス部門であるチューリッヒ・レジリエンス・ソリューションズとKPMGスイスは、物理的および移行的な気候関連リスクへの対処を目的としたアドバイザリー・サービスを提供するという新たな戦略的提携を発表した。

両社は今後、欧州、米州、アジア太平洋地域の市場にもサービスを拡大していく予定。

両社によると、新サービスは、政策変更、評判への影響、市場嗜好の変化などの移行関連リスクや、異常気象の増加による物理的リスクなど、気候変動リスクに対する総合的なアプローチを企業に提供することを目的としている。

チューリッヒの物理的リスクとオペレーショナル・リスクに関する気候レジリエンスに関する専門知識と、KPMGの低炭素経済への移行を通じて発生するビジネス関連リスクの評価能力を融合させることで、新たな協業が実現した。

新サービスには、気候リスク・エクスポージャーの把握と管理、物理的・業務的レジリエンスの強化、移行戦略の策定、気候移行に関連するビジネス機会の追求を支援するため、バリューチェーン全体にわたる重要なエクスポージャーの特定と財務的影響の評価を目的とした、カスタマイズされた気候シナリオ分析が含まれる。

【参照ページ】
(原文)Zurich and KPMG collaborate to provide comprehensive climate change advisory services
(日本語参考訳)KPMGとチューリッヒ、気候リスク・アドバイザリー・サービスを開始

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-6-13

    CSRD改革案に欧州企業が懸念 調査で現場の支持と課題が明らかに

    5月、欧州のNGOであるWeAreEuropeは、CSRD(企業サステナビリティ報告指令)について…
  2. 2025-6-12

    環境省、中小企業の脱炭素化支援へ新指針 – 地域ぐるみで推進

    5月19日、環境省は中小企業の脱炭素経営を推進するための「地域ぐるみでの支援体制構築ガイドブック(…
  3. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る