Euronext、新しいサステナブル投資ツールを発表

Euronext、新しいサステナブル投資ツールを発表

9月7日、欧州の市場インフラ・プロバイダーであるEuronextは、発行体の非財務データをウェブサイトで公開するなど、一連のESGツールや持続可能な金融に焦点を当てた取り組みを開始すると発表した。

Euronextによると、新たな取り組みは、同社、そのパートナー、顧客、欧州経済が世界的な気温上昇を抑制するのに役立つ商品やサービスの開発に基づく「Fit for 1.5°」気候変動へのコミットメントや、欧州をリードする市場インフラを構築する「Growth for Impact 2024」戦略をサポートするもので、サステナブル・ファイナンスの強化を重要な戦略的優先事項としている。

Euronextが開始した新しいツールのひとつに、「My ESG Profile」がある。これは、発行体がサステナビリティへの取り組みを紹介し、投資家がESGデータにアクセスできるようにするデジタルツールである。Euronextは、約1,900のESG企業プロフィールを展開し、標準化された非財務的な発行体データをウェブサイトで提供する最初の取引所となると発表した。

Euronextはまた、生物多様性に焦点を当てた新しいインデックス・ファミリーの創設も発表し、アイスバーグ・データ・ラボとの提携により開発されたEuronext 生物多様性イネイブラー・インデックスを発表した。新指数は、依存度指数(Dependency Exposure Score)や生物多様性影響度指数(Biodiversity Avoided Impact)といった指標を通じて、企業の生物多様性へのポジティブな影響を強調するグローバル・ベンチマークとして機能する。指数に採用される企業は、「Euronext World Index」のユニバースから選ばれる。

同社が発表したその他の取り組みには、IPO前の教育プログラムにおけるESGコンテンツの強化や、IPOプロセスにおけるESGのベストプラクティスに関する推奨事項をまとめた新しい「ESGプレIPOガイド」の発行などがある。

Euronextはまた、金融リテラシー、多様性と包括性、海洋資源などの分野で、欧州全域の持続可能な地域社会やプロジェクトを支援することを目的とした「Euronext Foundation」の設立も発表した。

【参照ページ】
(原文)Euronext launches innovative ESG solutions to accelerate the transition towards sustainable finance, during the first Euronext Sustainability Week
(日本語参考訳)Euronext、新しいサステナブル投資ツールを発表

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-5-29

    CSRDのダブルマテリアリティとは。実践のヒントをガイドラインから考察。

    2024年から適用が開始されたサスティナビリティ情報開示規制のCSRD(Corporate Sus…
  2. 2024-5-21

    CSRD/ESRSの主な開示項目を説明。GRIとの対照表が参考に。

    CSRDは、欧州内ステナビリティ報告を標準化する制度であり、2024年から運用が開始されている。こ…
  3. 2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…

ピックアップ記事

  1. 2024-6-12

    欧州監督機構、グリーンウォッシングに関する最終報告書を発表

    6月4日、ESMA(欧州証券市場監督機構)EBA(欧州銀行機構)・EIOPA(欧州保険・企業年金監…
  2. 2024-6-11

    H&M、SBTiの目標基準におけるカーボンオフセットの使用に懸念を表明

    6月5日、H&Mグループは、SBTi(Science Based Targets init…
  3. 2024-6-10

    アサヒ飲料、自動販売機で回収したCO2を道路材料に活用開始

    5月24日、アサヒ飲料は、前田道路株式会社と共同で、「CO2を食べる自販機(自動販売機の庫内に二酸…
ページ上部へ戻る