7月25日、テトラパックは乳製品加工における脱炭素化の方法を強化するために、乳製品業界全体から専門家を集める共同作業である「乳製品加工タスクフォース」を立ち上げた。本タスクフォースの設立は、世界的な酪農業界の「Pathways to Dairy Net Zero Initiative」に対するテトラパックの取り組みを強化するものである。
テトラパックが率いる乳製品加工タスクフォースは、乳製品の生産システムと地域全体で温室効果ガス (GHG) 排出量を削減するために必要な革新的なシステムと技術に関する事前競争を行う研究を行う。酪農は現在、世界のGHG排出量の2.7%を占めている。
テトラパックは酪農部門の主要参加者との対話を主導し、加工技術における最新の改善を開発し、業界全体でベストプラクティスを共有することで、より持続可能なソリューションの展開を推進する。新たな開発と技術は、乳製品製造におけるエネルギーと水の使用量、および食品廃棄物を最小限に抑える可能性を提供する。
乳製品加工タスクフォースの主要な成果物は、各メンバーの潜在的な参加価値を最大化するために、メンバーの参加に応じて確立される。タスクフォースは以下を達成することを目的としている。
- 乳製品加工からの GHG 排出量を測定し、削減すること
- GHG 排出量削減のベストプラクティスを作成し、普及させること
- 信頼できる削減戦略の決定と実施
- 業界全体の持続可能性に関する規範と報告体制を確立し、統一性と協力を促進すること
乳製品は世界の多くの地域で重要な栄養源である。しかし、環境への影響を削減することが非常に重要である。タスクフォースでは、生産高や栄養価を犠牲にすることなく、排出量をさらに削減するために何ができるかを明確に検討し、安全で弾力性のある食料システムにおける酪農乳業の地位を確保する。
【参照ページ】
(原文)Tetra Pak leads Dairy Processing Task Force to accelerate climate action
(日本語訳)テトラパック、気候変動対策を加速させる乳製品加工タスクフォースを主導