サントリー、BSIによるPAS2060の検証が完了

サントリー、BSIによるPAS2060の検証が完了

7月19日、サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場は、英国規格協会(BSI:British Standards Institution)によるPAS2060の検証が完了し、カーボンニュートラルな工場としての保証を受けたと発表した。国内の食品工場で初の取得、また長野県では初の事例となる。

2021年に「サントリー天然水」の新たな生産拠点、そしてブランド体験型施設として稼働したサントリー天然水 北アルプス信濃の森工場は、太陽光発電設備やバイオマス燃料を用いたボイラーの導入、再生可能エネルギー由来の電力の調達などを活用した、当グループ国内初のCO2排出量ゼロ工場である。

同社は、気候変動対策については、2050年までにバリューチェーン全体でGHG排出を実質ゼロにすることを「環境ビジョン2050」で、2030年までにGHG排出を50%削減することを「環境目標2030」で掲げている。今後も、内部炭素価格の運用や、設備投資を含む1,000億円規模の関連投資など、グループ一丸となってサステナビリティ経営をさらに推進する。

【参照ページ】サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場が、国内の食品工場で初めて、PAS2060(※1)によるカーボンニュートラルの保証を取得

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る