コールズ、100店舗にソーラーパネル設置

8月3日、小売大手豪コールズと豪電力オリジン・エナジーは、全国で最大コールズ100店舗に再生可能エネルギーとバッテリー資産を共同投資する画期的な協定に調印した。

今後3年間で、コールズは全国100店舗の屋上に20メガワットのソーラーパネルを設置し、その3分の1の店舗にバッテリーを設置して、その場で発電した余剰再生可能電力を回収・貯蔵することを目指す。

コールズの屋上太陽光発電、バッテリー、店舗内の冷暖房や冷蔵システムなどのエネルギー資産は、オリジンの仮想発電所に接続され、需要ピーク時のエネルギーグリッドへの圧力を緩和する。

コールズとオリジンの提携は、参加店舗が送電網から使用する電力を平均約20%削減し、2025年6月までにコールズが掲げる再生可能エネルギー100%の電力目標達成を支援することを目的としている。

現在、ビクトリア州の6店舗でソーラーパネルの設置が進められており、2026年までにコールズ・スーパーマーケット全100店舗、ヴィンテージ・セラーズ、リカーランド、ファースト・チョイス・リカー・マーケットの店舗への設置が完了する予定だ。

本発表は、コールズがすでに国内87店舗に設置しているソーラーパネルに基づくものである。排出量削減に貢献するコールズによるその他のクリーンエネルギーへの取り組みには、ガス設備の電化、電気配送トラックの試験導入、国内各地の風力発電所や太陽光発電所からの再生可能電力の購入などがある。

【参照ページ】
(原文)Coles to install solar panels on 100 stores as part of landmark agreement with Origin
(日本語訳)コールズ、100店舗にソーラーパネル設置へ

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 炭素会計導入のヒントと最新ツールの動向

    2025-1-22

    炭素会計導入のヒントと最新ツールの動向

    温室効果ガス(GHG)の排出削減が企業の重要課題となる中、「炭素会計」はその解決策として注目を集め…
  2. 2025-1-21

    アメリカがパリ協定から離脱表明、気候変動対応も転換。

    1月20日、アメリカのトランプ大統領は、地球温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定からの離脱を正式に…
  3. 2025-1-20

    モルガン・スタンレー等の米大手銀行がNZBA脱退。GFANZは再編を発表し資本獲得へ

    1月2日、ロイターによれば、投資銀行のモルガン・スタンレーは、ネットゼロ・バンキング・アライアンス…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る