TPT、移行計画の法定義務化についてアップデートを発表

7月27日、英政府のトランジション・プラン・タスクフォース(TPT)は、トランジション・プラン(カーボンニュートラル実現までの計画)の法定義務化スケジュールに関する最新版「Building momentum for transition plans」を発表した。本書は、2023年10月に公表予定の最終的な実施街ダンスの対象となるセクターや、2022年末に公表されたTPT情報開示枠組みと実施ガイダンスの草案に関する協議の主要テーマも公表されている。

今後、世界的に移行計画に関する規制への軸足を移すことが予想される上、G7、G20、UNSGをはじめ多くの規制フォーラムから行動を求める強い要請があるとして、企業が気候変動に迅速に対処する必要性を述べた。

強固かつ信頼性の高い気候変動移行計画を事業戦略に組み込むことで、企業は、レジリエンスの構築、気候変動への対応と予測、ネット・ゼロへの世界的移行への貢献など、今後数年間に必要とされる変革に戦略的に関与することができるようになる。

【参照ページ】
(原文)Building momentum for transition plans – status update published
(日本語訳)TPT、移行計画の法定義務化についてアップデートを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る