7月25日、エネルギー会社TotalEnergiesは、再生可能エネルギー生産会社Total Erenの買収を発表した。出資比率を30%から100%に引き上げ、Total Erenの企業価値は38億ユーロ(42億米ドル)となった。
2012年に設立されたTotal Eren(旧EREN RE)は、風力、太陽光、水力を含む再生可能エネルギー発電所の開発、融資、運営を行っている。同社は世界中で350万kWの再生可能エネルギー発電所を稼働させており、30カ国で1,000万kW以上のプロジェクトパイプラインを有している。TotalEnergiesは2017年に同社と戦略的契約を締結し、5年後にTotal Erenの全株式を取得する権利を得た。
Total Erenは最近、北アフリカ、中南米、オーストラリアなどの地域でもグリーン水素プロジェクトを開始した。これらのプロジェクトは、TotalEnergiesが80%、Erenグループが20%を所有する新たなパートナーシップを通じて推進される。
今回の取引は、TotalEnergiesがRönesans Enerjiの株式50%を取得し、トルコで再生可能プロジェクトを開発することに合意したことに続くものであり、同社の再生可能エネルギー容量を拡大するための重要な一歩である。TotalEnergiesは、2025年までに再生可能エネルギーの発電設備容量を35GW、2030年までに全世界で100GWにするという目標を掲げている。
【参照ページ】
(原文)Electricity: TotalEnergies Fully Acquires Total Eren After a Successful Strategic Alliance of Five Years
(日本語参考訳)TotalEnergies、再生可能エネルギー開発会社Total Erenを買収