セインズベリー、ステーキ肉製品に段ボール製トレーを導入、年間1,000万個以上のプラスチックを節約

7月5日、英小売大手セインズベリーは、プライベートブランドのステーキ肉製品からプラスチックトレイを廃止し、段ボールトレイに置き換えたと発表した。本変更により、トレー1枚当たりのプラスチック使用量が70%削減され、毎年249トンのプラスチックが節約されることになる。

新しいトレイは、同シリーズの10品目で導入され、7月5日から全店舗とオンラインで販売された。トレーは、家庭でリサイクルすることも可能で、段ボールを水洗いしてから、カーブサイドのリサイクルボックスに入れる。

セインズベリーは以前にも、「Taste the Difference」と「So Organic steaks」と呼ばれる商品にも段ボールトレイ包装を導入している。

本発表は、小売業者によるパッケージに関する一連の変更の中で最新のものである。2023年4月、同社は丸鶏のトレーレスを実施し、今年初めにはバナナ製品全体からビニール袋を撤去、192トンのプラスチックを削減した。セインズベリーは英国で初めて、自社ブランドの液体洗濯洗剤シリーズに段ボールカートンを導入し、年間22トンのプラスチックの削減にも成功している。

【参照ページ】
(原文)Sainsbury’s introduces cardboard trays to its by Sainsbury’s steaks, saving over 10 million pieces of plastic each year
(日本語訳)セインズベリー、ステーキ肉製品に段ボール製トレーを導入、年間1,000万個以上のプラスチックを節約

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る