ベルテルスマン財団とSDSN、「SDR 2023」を発表

6月21日、独最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は、各国の国連持続可能な開発目標(SDGs)達成状況を分析したレポート「Sustainable Development Report (SDR) 2023」を公開した。SDRは、2015年に193の国連加盟国によって採択されて以来、SDGsに関する進捗状況を毎年レビューしている。

2030年への中間地点にある本報告書は、これまでの進捗状況を把握し、SDGsの進捗を回復・加速させるための優先事項について論じている。新たなグローバル金融協定のための2023年パリ・サミットの前夜に発行された2023版は、SDGsを支援するために開発資金を拡大し、グローバルな金融アーキテクチャーを改革する必要性に特に焦点を当てた内容。

分析対象となった166カ国のランキングは以下の通り。

  1. フィンランド(86.76)
  2. スウェーデン(85.98)
  3. デンマーク(85.68)
  4. ドイツ(83.36)
  5. オーストリア(82.28)
  6. フランス(81.05)
  7. ノルウェー(82.00)
  8. チェコ(81.87)
  9. ポーランド(81.80)
  10. エストニア(81.68)
  11. 英国(81.65)
  12. クロアチア(81.50)
  13. スロベニア(81.01)
  14. ラトビア(80.68)
  15. スイス(80.54)
  16. スペイン(80.43)
  17. アイルランド(80.15)
  18. ポルトガル(80.02)
  19. ベルギー(79.46)
  20. オランダ(79.42)

日本の順位は22位。18位(2016年)、11位(2017年)、15位(2018年)、15位(2019年)、17位(2020年)、18位(2021年)、19位(2022年)に続く下落となった。

【参照ページ】
(原文)Sustainable Development Report 2023
(日本語訳)ベルテルスマン財団とSDSN、「SDR 2023」を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る