7月15日、気候管理・会計プラットフォームプロバイダーのPersefoniは、金融機関が投資ポートフォリオや融資活動に伴う温室効果ガス排出量を追跡・管理・削減するためのソリューションとダッシュボードの新しいツールセット、「Persefoni Portfolio Analytics Suite」を発売する予定であることを発表した。
本ソリューションは金融専門家に脱炭素パスウェイ、気候変動リスク評価、ポートフォリオ構築などの分野での洞察を提供する。ダッシュボードには、気候変動の過渡的な影響に関連するポートフォリオのリスクを評価できる「Value at Risk from Transition」、さまざまな脱炭素化戦略の影響をモデル化できる「Portfolio Decarbonization」、見積もりと実績を比較できる「Estimates vs. Actuals」が含まれる。
また、 Persefoniが先月発表した「Climate Impact Benchmarking (CIB)」は、国別・セクター別の平均的な排出量と炭素パフォーマンスのベンチマークを設定し、投資ポートフォリオの配分を優先させることができるモジュールで、ユーザーが株式や債券インデックスを用いてファンドやポートフォリオの排出量を測定できる「Portfolio Impact Benchmarking (PIB)」が含まれている。
【参照ページ】
(原文)Powering Data-Driven Decision Making for Financial Markets
(日本語訳)Persefoni、銀行や投資家向けに融資およびポートフォリオの排出量分析スイートを提供開始