5月11日、国際環境NGOであるGold Standardは、二酸化炭素の回収と地中貯留を伴うバイオマス発酵の新しい方法論に関するパブリックコンサルテーションの開始を発表した。これは、地中貯留を伴う二酸化炭素除去(CDR)に関する初のGold Standardの方法論である。
この方法論は、再生可能なバイオマス(バイオエタノールや飼料製品の製造など)の発酵からCO2を回収し、パイプラインで輸送し、安全な地下地層に注入するプロジェクトを対象とするものである。
方法論には、プロジェクトの適格性を判断するための適用基準や、回収・貯留によって除去されたCO2を正確に測定・検証するためのモニタリング・定量化プロトコルが含まれている。これにより、CO2が大気から正常に除去されたことが確認される。
これは、世界最大の炭素除去プロジェクトの開発者であるSummit Carbon Solutionsによって開発されたもので、環境保全、セーフガード、利害関係者の関与、持続可能な開発に関するGS4GGの厳格な要件に準拠している。
Gold Standardは、同社の厳格な要件を満たす技術やプロジェクトのみを支援することを約束する。同社は、化石燃料の回収や生産の強化や長期化につながる、回収したCO2の使用や貯蔵を伴う技術やプロジェクトは支援しない。
【参照ページ】
(原文)New Carbon Dioxide Removal Methodology Launched for Consultation
(日本語参考訳)新しい二酸化炭素除去方法論について、コンサルテーションを開始しました。