ACCIONA EnergíaとIKEA、スペインにおける持続可能なモビリティの普及に向け提携

ACCIONA EnergíaとIKEA、スペインにおける持続可能なモビリティの普及に向け提携

5月3日、ACCIONA EnergíaとIKEAは、スペイン全土にあるIKEAのショッピングセンター数か所にEV用の充電設備を数百台設置し、持続可能なモビリティを推進することで合意したと発表した。

San Sebastián de Los Reyes(マドリード)の本社やValls(タラゴナ)の物流センターを含む16のIKEAセンターに、合計567台のEV用充電スタンドが設置される予定である。これらの充電ポイントのうち475カ所は2023年末までに稼働し、残りは2026年まで順次設置される予定だ。

充電ポイントのほとんどは、IKEAセンターを訪れる誰もが利用できる一般的なもので、約30%はIKEAのサプライヤーや車両用となる。急速充電器(60kW、1基につき120kWのコンセントを2つ設置)と普通充電器(22kW)が用意され、各拠点には、EVと送電網の双方向通信システムであるVehicle to Grid(V2G)技術による双方向充電ポイントも設置する。

今回の協働では、ACCIONA Energíaが100%再生可能エネルギーを供給する。また、ブロックチェーン技術に基づくACCIONA Energíaのプラットフォーム「GREENCHAIN」を利用し、発電されたエネルギーの再生可能な起源をリアルタイムで追跡することができる。

ACCIONA Energíaは、EVを推進するIKEAの戦略的パートナーとしての地位を固め、モビリティ分野へのコミットメントを前進させた。同社は2021年末にEV充電市場に参入し、主要な都市間ルートや都市部に設置された公共充電ポイントの開発、運営、保守を行っている。

【参照ページ】
(原文)ACCIONA Energía and IKEA partner to boost sustainable mobility in Spain
(日本語参考訳)ACCIONA Energíaとイケア、スペインにおける持続可能なモビリティの普及に向け提携

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る