nZero、炭素会計プラットフォームの規模拡大に向け約21億円を調達

気候変動対策スタートアップnZero、炭素会計プラットフォームの規模拡大に向け約21億円を調達

4月18日、炭素管理・会計プラットフォームのnZeroは、建築環境技術に特化したベンチャーキャピタル投資家Fifth Wallと米国の国営エネルギー会社が主導するシリーズA資金調達ラウンドで、1600万ドル(約21億円)を調達したことを発表した。

2021年に設立されたnZeroは、ほぼリアルタイムの炭素管理・会計プラットフォームを開発している。NGO、政府機関、組織に対して、ファーストパーティデータに基づき、スコープ1、2、3の炭素排出量を粒度レベルで分析・管理する機能を提供している。

nZeroのCEOであるAdam Kramerによると、本プラットフォームは現在までに12,000の建物と10,000の車両にまたがる10億以上のデータポイントを集約している。

今回の資金調達ラウンドには、KKRの創業者で共同会長のHenry KravisをリミテッドパートナーとするPiedmont Capital Investments, Inc.が追加出資している。

【参照ページ】
(原文)Climate Tech Leader nZero Raises $16M in Series A Funding
(日本語参考訳)気候変動対策スタートアップnZero、炭素会計プラットフォームの規模拡大に向け約21億円を調達

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る