「Copper Mark」、認証取得事業所の世界銅採掘量カバー率25%を突破

 

3月16日、銅のサステナビリティ認証「Copper Mark」は、認証取得事業所の世界銅採掘量カバー率が25%を突破したことを発表した。

銅、モリブデン、ニッケル、亜鉛の生産者が責任ある行動をとるための保証枠組みである「Copper Mark」が、新たに3事業所に付与された。これにより、Copper Markは39事業所に付与されたことになる。新たに加わったのは、以下の3事業所である。

  • チリ、Codelco’s División El Teniente
  • スウェーデン、Boliden Mineral AB (Rönnskär)
  • チリ、Lundin Mining’s Distrito Candelaria

39 拠点を合わせると、世界で採掘される銅の25%以上を生産していることになり、銅をはじめとする金属業界全体に責任あるビジネスと持続可能な生産基準を推進するというCopper Markの使命が大きく前進したことになる。

Copper Markはまた、鉱山、製錬所、精錬所、総合事業所を含む50以上の銅事業所が参加するという節目を迎え、銅のサプライチェーン全体から責任ある行動規範を推進することへの賛同が高まっていることを浮き彫りにしている。また、銅以外の8事業所が参加し、うち2事業所はすでにモリブデンマークを取得している。

【参照ページ】
(原文)Over 25% of global mined copper now produced by Copper Mark-awarded sites
(日本語参考訳)「Copper Mark」、認証取得事業所の世界銅採掘量カバー率25%を突破

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    2025-10-13

    AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    サステナビリティ情報開示は、アナリスト(人間)が読むことを前提とされた構造になっているが、近年は主…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る