SAC、新しいメンバーシップモデルを立ち上げ

 

3月16日、Sustainable Apparel Coalitionは、売上高1億ドル以上の企業を対象とした新しいメンバーシップモデルを立ち上げ、より多くの業界関係者がビジネスの一環としてサステナビリティを取り入れることを推奨している。

新しい会員候補モデルは、SACの正会員になることが何を意味するのかについての洞察を企業に提供し、会員が期待することを明確にすることで、自社のサステナビリティ目標がSACおよびそのグローバル会員と一致しているかどうかをより適切に判断できるようにするものである。また、企業がSACに参加する機会を増やし、サステナビリティ向けてサポートを得ることができるようになる。

候補会員になると、企業はSAC会員コミュニティ、Higgプラットフォーム、バリューチェーンの社会・環境パフォーマンスと製品の環境影響を評価するHigg Indexツール(Higg施設環境モジュール(FEM)、Higg施設社会・労働モジュール(FSLM)、Higgブランド・小売モジュール(BRM)、Higg材料持続性指数(MSI)、Higg製品モジュール(PM)の全5種類)にアクセス可能になる。

候補会員になることを希望するすべての企業は、SACによって、適性、コミットメント、目標、能力などの一定の基準で評価される。候補会員になった企業は、最長2年間、SACの正式会員に移行することができる。

【参照ページ】
(原文)Sustainable Apparel Coalition launches new membership category to encourage more across the industry to set and achieve positive environmental and social impacts
(日本語参考訳)SAC、新しいメンバーシップモデルを立ち上げ

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る