3月9日、グローバルな投資マネージャーであるFranklin Templetonは、低炭素経済へ移行する新興市場の証券に投資する、欧州投資家向けの新しい上場ファンド「Franklin MSCI Emerging Markets Paris Aligned Climate UCITS ETF」の立ち上げを発表した。
EUのSFDR規制のArticle 8に分類される新ファンドは、中国、米国、欧州に特化したファンドも含むFranklin Templetonの Paris Aligned Climate ETFの4本目となる。
新しいETFは、MSCI Emerging Markets Climate Paris Aligned Indexに連動し、投資家が低炭素経済への移行から生じる機会を追求できるよう設計されている。本インデックスは、親インデックスであるMSCI Emerging Markets Indexから、新興国24カ国の大型および中型の証券を含んでいる。
MSCIによると、本インデックスはTCFDの提言を取り入れ、EUのパリ協定ベンチマークの最低基準を上回るように設計されている。EUの規則でパリ協定ベンチマーク(PAB)と表示される指数は、パリ協定の長期的な気候目標に合致する結果となる資産選択の基準を満たす必要がある。基準には、市場指数と比較して温室効果ガス(GHG)排出強度を50%以上削減し、年間GHG排出強度を7%以上削減することが含まれる。
【参照ページ】
(原文)Franklin Templeton launches new Emerging Markets Paris Aligned Climate ETF for European Investors
(日本語参考訳)Franklin Templeton、パリ協定気候ETFのラインアップに新興国向けファンドを追加