SOLARCYCLE、生産能力拡大のために約40億円を調達

3月15日、太陽光発電業界に特化したリサイクル企業であるSOLARCYCLEは、株式とインフラストラクチャーファイナンスを含む3,000万ドル(約40億円)の資金調達を発表した。

SOLARCYCLEは、昨年、「太陽光発電業界により持続可能な国内サプライチェーンを構築する」ために設立され、アルミニウム、ガラス、銅、銀、シリコンなど、ソーラーパネルに含まれる貴重な材料の95%以上を抽出し、パネルのサプライチェーンに戻し、現在使用中のパネルをリサイクルまたは再利用することができる独自の技術を開発した。

同社は、2023年末までに年間100万枚のソーラーパネルをリサイクルする能力を導入する予定であり、2024年には年間数百万枚のパネルを処理できるリサイクル工場を開設する計画であると述べる。

今回の資金調達ラウンドは、ベンチャー投資家のFifth WallとHG Venturesが主導し、既存投資家のUrban Innovation FundとClosed Loop Partners、そして新規投資家のPrologis Venturesが参加した。

【参照ページ】
(原文)SOLARCYCLE Raises $30M to Scale Advanced Recycling for the Solar Industry
(日本語参考訳)ソーラーパネルリサイクルのSOLARCYCLE、生産能力拡大のために3000万ドルを調達

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る