2月23日、新興企業であるOkaは、炭素クレジット市場に提供する保険の規模拡大を目的として、700万ドル(約9億5,328万円)の資金を調達したことを発表した。
本資金調達は、企業や事業者がネット・ゼロの目標を掲げ、自らの絶対的な排出量削減努力への橋渡しとして、あるいは排出量回避の困難さを補うためにオフセットに注目する傾向が強まっており、今後数年間でカーボンオフセットプロジェクトおよび関連クレジットへの需要が大幅に増加すると予想されることを受けたものである。
規制がなく急速に成長している市場は、市場参加者が質の高いプロジェクトと低いプロジェクトを区別することができず、プロジェクトの有効性を評価するためのデータが不十分であったり、一貫性がなかったりするなど、一連の問題に直面している。
Okaは、創業者のChris Slaterと共同創業者のLaura Fritschによって今年初めに設立され、炭素クレジット購入者のリスクを移転する保険ソリューションによって、市場の足かせとなる問題を解決し、購入者の信頼を高めて高品質の炭素除去ソリューションの需要を促進することを目的としている。Okaの保険ソリューションは、クレジットの破壊や無効が発生した場合に、クレジットを交換するものである。
本資金調達ラウンドは、初期および成長段階の投資家であるAquiline Technology Growthが主導し、気候技術ファンドのFirstminuteも参加している。
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(参考記事)Oka Raises Over $7M in Seed Funding