7月21日、世界的な取引所・清算機関であるインターコンチネンタル取引所(ICE)は、炭素排出量データおよび気候リスク分析プロバイダーの Urgentemを買収したことを発表した。
ICEによると、本買収により、気候リスクに関するサービスの拡大が可能になり、新たな地域にわたる3万社を超える世界の上場・非上場企業のカバレッジが拡大し、ファンドマネージャーや銀行向けのシナリオリスク分析およびストレステストが追加されることになる。
Urgentemは、主要な投資可能な指数やソブリン債の事業体のスコープ1、2、3の温室効果ガス(GHG)排出量データを提供するとともに、分析ツール、投資サービス、金融部門の参加者が低炭素経済への移行に参加できるようにするための商品も提供している。
両社のソリューションは、EU、英国、米国の主要な持続可能性報告制度の多くを支えるTCFDの要件に適合することで、顧客の気候変動報告ニーズにも対応できるとしている。
【参照ページ】
(原文)ICE Extends Climate Risk Management Offering With Acquisition of Urgentem
(日本語訳)ICE、アージェントテムの買収により気候変動リスク管理サービスを拡充