ICE、排出ガスデータおよび分析プロバイダーUrgentemを買収

ICEが排出ガスデータおよび分析プロバイダーであるUrgentemを買収

7月21日、世界的な取引所・清算機関であるインターコンチネンタル取引所(ICE)は、炭素排出量データおよび気候リスク分析プロバイダーの Urgentemを買収したことを発表した。

ICEによると、本買収により、気候リスクに関するサービスの拡大が可能になり、新たな地域にわたる3万社を超える世界の上場・非上場企業のカバレッジが拡大し、ファンドマネージャーや銀行向けのシナリオリスク分析およびストレステストが追加されることになる。

Urgentemは、主要な投資可能な指数やソブリン債の事業体のスコープ1、2、3の温室効果ガス(GHG)排出量データを提供するとともに、分析ツール、投資サービス、金融部門の参加者が低炭素経済への移行に参加できるようにするための商品も提供している。

両社のソリューションは、EU、英国、米国の主要な持続可能性報告制度の多くを支えるTCFDの要件に適合することで、顧客の気候変動報告ニーズにも対応できるとしている。

【参照ページ】
(原文)ICE Extends Climate Risk Management Offering With Acquisition of Urgentem
(日本語訳)ICE、アージェントテムの買収により気候変動リスク管理サービスを拡充

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る